三浦市の歯医者 初声歯科クリニック｜横須賀市、京急沿線からもご来院いただいています。

ひょっとしてあなたは、歳と共に「歯」も老化して悪くなり、結局はなくなってしまうと考えてはいませんでしたか？？

私たち人間が歯を失う原因のほとんどが、歯周病と虫歯です。
これらの疾病は現代病とも言われていますが、柔らかくて、ほとんど噛まなくても済む食べ物や、砂糖をふんだんに使った甘い食べ物が、日常的に食べられるようになったため、多く見られるようになりました。

日本では戦後、欧米文化が取り入れられ、食の嗜好が大きく変化しました。
食料が豊富になり簡単に手に入るようになった結果、食生活の乱れが生じました。
そのため、急激に歯周病、虫歯になる人が増加して、私たち歯医者さんの主な仕事は「治療すること」になってしまったのです。
その頃はまだ、口腔内の疾患が全身の疾患に関わることも、広く知られていませんでした。

現在では歯周病は生活習慣病に認定され、メタボリックシンドロームとも、深く関係していることがわかっていますね。
昨今の医学の発展、健康への意識の高まりから、歯周病、虫歯による細菌感染が、呼吸器系疾患、循環器系疾患、糖尿病、低体重児出産、早産などの原因の一つだということは、周知の事実になりました。

他の先進国と比べると、日本はまだまだデンタルＩＱが低いと言われるのですが、歯医者さんの仕事は「治療すること」から、「歯周病、虫歯と、それらと関連する全身の疾患を予防すること」になりつつあります。

厚生労働省と日本歯科医師会が提唱している「8020運動」を、お聞きになったことがあるでしょうか。
これは「80歳で20本以上の歯を残そう」という運動です。
20本以上と言わず、永久歯28本（親知らずを入れると32本）、すべてを残すことも可能です。
「歯」は、老化ではなくならないのですから。

けれども、日本人のデンタルＩＱが低いとされる所以ですね。
０３のクラウンの例を見てもわかるように、保険では、すべての歯を残すために十分な「予防」の観点から見た治療、処置はできないことになっています。