歯科口腔除菌外来
現在提供できる「最も進んだ除菌システム=3ds」で、あなたのQOL、LOHASをサポート!!
QOL = quality of life(生活の質)
LOHAS = life of health and sustainability(継続可能な健康的生活)
3dsとはdental drug delivery systemの略で、抗菌剤により虫歯や歯周病の原因菌を殺菌し、虫歯や歯周病の予防を行う方法です。
例えば歯周病に対する3dsは、3か月間・5回の来院で歯周病の原因菌の除菌ができるシステムです。
3dsには、細菌検査や口腔内写真などの記録とり、お口の中のお掃除、ドラッグリテーナーの作成、生活習慣指導などが含まれます。
3ds実施歯科医院の歯科医師と歯科衛生士は、3dsの理論と実習の講習を終えた歯科医院として登録されています。(登録先:神奈川県 鶴見大学歯学部探索歯学講座)
細菌の感染症である虫歯と歯周病を、細菌の見地から化学的根拠(エビデンス)をもってケアしていく方法です。
安心して受診してください。
「虫歯」「歯周病」と聞くと、歯を削ったり麻酔をしたりというようなイメージをしてしまいますが、そうではありません。
毎晩、歯を磨いていたその後に、10分間だけドラッグリテーナーにお薬を入れて歯にはめます。
痛みはありません。
そうして続けている間に、お口の中の悪い菌が少なくなり、良い菌が増えていきます。
その後は定期検診に移行しますが、ホームケアとしての3dsも続けていきます。
毎日歯磨きをしてドラッグリテーナーをはめても、バイオフィルムは再形成されますので、定期的に歯科医院でお口の中のお掃除をして、細菌の状態を確認することが大切です。
平均寿命100歳時代に向けて、ぴんぴんころり(健康長寿)を目指しましょう。
今から30年後の2045年には、日本人の平均寿命が100歳になることを、多くの調査研究機関が発表しています。
私たち日本人は、平均寿命100歳を生きる人種、民族になるのです。
そのとき、私たちが元気で若々しく、共に健康でいるために、これからお話しすることは、とても重要な提案(情報提供)になります。
虫歯フリー、歯周病フリー、口臭フリーになりましょう
3dsの基本的な目的は、お口の中の虫歯、歯周病、そして、それに伴う口臭を排除することです。
虫歯や歯周病は、口の中の組織が、細菌によって腐ることで起こる病気です。
歯や歯肉のたんぱく質は、腐ると強烈な臭いを出すのですが、案外、自分では気づかないものです。
3dsによって細菌のコントロールを進め、虫歯と歯周病の原因そのものを排除することで、完全に口臭をカットし、究極のエチケットを実現することができます。
本当に恐ろしいのは、歯原性菌血症
実はお口の中の細菌は、「歯と歯肉の間=歯周ポケット」から常に血管に入り込み、全身に悪影響を与えています。
“血管の老化は全身の老化”という言葉もあるくらいです。
歯周ポケットの中の細菌は、歯磨きや糸楊枝(フロス)、スケーリングなどの歯科治療、あるいは食事をするだけでも、そこから体の中に入っていきます。
そしていったん歯肉の毛細血管から入ると、約90秒で全身をめぐります。
さて、その後この細菌は、どうなると思いますか?
その多くは、血管の内側から、血管壁に侵入していきます。
血管壁の中に入った細菌は身体にとっては異物ですから、そこで炎症が起き、次いで免疫が働き、排除を開始します。
そこには多くの免疫細胞が集まり、またLDLコレステロールなどの排除を進めるための成分も沈着し、血管の内側に向かって膨らんでいきます。
これをアテローム(粉瘤)と言います。
そして血管の内側が、どんどん狭くなります。
そうして血液の流れが滞り、また、そこで二次的に作られた血液の塊が、血管の細いところで詰まって、血栓を起こします。
これらのことが、日常的に起こっていることを想像してみてください。
しかもこれらは、身体のどこででも起きる可能性があるんです。
手や足なら、大したことはないかもしれません。
ですがもし、それが私たちにとって最も重要な臓器である、脳や心臓で起きていたら、一体どうなるでしょう。
現在報告されている全身疾患で、口腔内細菌が関連しているというエビデンス(証拠)があるものは、
頚部動脈硬化症 100%
アルツハイマー 94%
心筋梗塞 75%
リュウマチ 75%
など。
また%は計れないものの、原因と認められているものには、ガン、糖尿病、高血圧、脳梗塞、低体児出産、腎疾患、肝疾患など、多々あります。
これらの事象を改めることができれば、私たちの寿命は150%まで延びるということが、調査研究機関で試算されています。
現在日本人の平均年齢が84歳なので、おおよそ120歳がマックスということです。
30年後、私たちの平均寿命が100歳になるということも、これで納得できますね。
この身体は、上手く使えば、そこまで寿命が延びるのです。
正しい知識を得て、3dsという新たな習慣を身につける。
これこそが、あなたが今後の人生をより良く生きるための、一つの布石となることでしょう。
咀嚼機能回復は、栄養状態を左右する
3dsに加えてもう一つ提案(情報提供)したいのは、お口の機能回復、すなわち咀嚼機能回復です。
もしもあなたが、歯が抜けたままであったり、取り外し式の義歯をお使いの場合には、ぜひインプラント治療をおすすめします。
取り外し式の義歯を使っていると、食事の構成要素の中で、炭水化物とたんぱく質の摂取配分(食べる割合)が、ちゃんと歯がそろっている場合とは変わってきます。
義歯を使用している期間が長くなればなるほど、炭水化物の摂取配分が増えていき、たんぱく質の摂取配分が減っていくのです。
例えば炭水化物は、主食であるお米、小麦製品(パン、麺類、パスタなど)、砂糖、ジャガイモ、それらを材料に使ったお菓子など。
例えばたんぱく質は、大豆製品(豆腐、納豆など)、豆、卵、魚、肉などです。
これらの摂食配分の変化は、本人が意識している、していないに関わらず、必ず起きるということが、研究によって明らかにされています。
炭水化物の過剰摂取→(体内に入って)糖質の過剰摂取→(高齢になればなるほど代謝が落ちるので)内臓脂肪の蓄積→メタボリックシンドローム
そして「メタボ」から引き起こされるのは、皆さんご存知のとおり、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、痴呆、リュウマチなど、生活習慣病の名前に枚挙に暇がありません。
ちなみに白米ご飯一膳には、なんとスティックシュガー3本分の糖質が含まれています。
かたやたんぱく質は、血液、筋肉、骨、臓器など、身体全体を構成する重要な要素です。
この摂取配分が減ってしまうと、サルコペニア(筋肉減少症)、老人性フレイル(虚弱)、ロコモティブシンドローム(上手く立って歩けなくなる)などになります。
そして、「メタボ」と「ロコモ」があわさると、寝たきりになってしまうことが多いです。
ところが、インプラントによって咀嚼機能が回復している場合には、こうした問題は起こりません。
インプラントは、咀嚼効率をほぼ100%回復することができるからです。
歯を失う前と、まったく同じ食事ができるのです。
まとめ
さて、ここまで読まれてお気づきのことかと思いますが、歯原性菌血症によって引き起こされる全身疾患と、咀嚼機能を損ねた場合に引き起こされる全身疾患は、共通しています。
今まであまり知られてきませんでしたが、QOL(生活の質)やLOHAS(継続可能な健康的生活)に大きな影響を与える種々の全身疾患を防ぐためには、まずは口腔内の整備が必要なのです。
今現在、咀嚼機能に問題のない方は、すぐに3dsを受けていただくことができます。
また、咀嚼機能に問題のある方には、インプラント治療によって解決してからの3dsをおすすめいたします。
将来、寝たきりで100歳を迎えるか、今と変わらない、健康で自分らしい生活の質を維持して100歳を迎えるかは、あなた自身が選ぶことになります。
これから生まれてくる赤ちゃんのためにも大切
冒頭で、「私たちは平均寿命100歳を生きる人種、民族になります」とお話ししました。
あなたはお子さんがいらっしゃいますか?
孫さんはどうですか?
もしもあなたが100歳を超えて生きていったとしたら、ひ孫、夜叉孫を抱く機会に恵まれるかもしれません。
その時、何かの事故によって、あなたのお口の中の細菌を、生まれてきた赤ちゃんにうつしてしまうことがあるかもしれません。
生まれたばかりの赤ちゃんは、虫歯や歯周病の細菌を持っていないのですが、虫歯、歯周病は感染症で、主に両親やご家族から感染してしまいます。
けれども、もしもあなたが3dsによって除菌を進めていれば、うつさないで済む可能性が高まるのです。
おまけ~「歯科治療費+医療費全般」の削減~
ここまでお伝えしたように、3dsによる細菌コントロールを実現すると、これから先、再び虫歯や歯周病になる可能性、感染による歯科治療の必要がなくなります。
ということは、歯原性菌血症が原因となって起きる、種々の全身疾患の予防ができるということで、将来の歯科治療費だけでなく、医療費全般の大幅削減が期待できます。
さらにこのことは、社会保障費(私たちの税金)の削減につながることも、おわかりいただけることかと思います。